安倍改憲と「政治改革」~【解釈・立法・96条先行】改憲のカラクリ

著者/上脇博之(かみわきひろし)
定価/1260円(税込)

判型/A5判 ソフトカバー

頁数/162ページ

ISBN:9784889009002

発行/10月20日

 

【内容紹介】

「政治改革」(=小選挙区制、政党助成、企業献金)をテコに国家改造を強行した自民党は、本格的に米国と財界の要求に応えるべく改憲を画策するが、保守2大政党制は崩壊…。気鋭の憲法研究者が安倍改憲のカラクリを解明し、今私たちがなすべきことを提案します!

 

【目次】

序 章 1994年「政治改革」と2013年「憲法改正」論の相互関係

第1章 改憲へのカラクリ(1)衆参の選挙制度「改革」
第1節 衆議院小選挙区選挙の問題点
第2節 参議院選挙区選挙の問題点
第3節 二院制・政権選択選挙と矛盾する選挙結果
第4節 2大政党化されなかった民意

第2章 改憲へのカラクリ(2)政党助成制度 の導入
第1節 従来の民主主義のコスト
第2節 政党助成制度の問題点
第3節 政党の本質を蝕む政党助成

第3章 改憲へのカラクリ(3)企業・団体献金の存続
第1節 企業・団体献金の政党本位「改革」
第2節 日本経団連の政治献金「斡旋」
第3節 民主党「企業団体献金全面禁止」公約の反故

第4章 憲法第9条の意義と9条改憲の真の目的
第1節 憲法第9条の意義
第2節 9条改憲の真の目的(「専守防衛」の枠さえ超えて)
第3節 アメリカと日本財界の要求に応えて
第4節 改憲勢力の「行き詰まり」

第5章 さらなる「解釈改憲」と「立法改憲」の途みち
第1節 さらなる「解釈改憲」の策動
第2節「立法改憲」の策動
第3節「対米従属の枠」さえ超えて!?

第6章 明文改憲・96 条先行改憲の途
第1節 「96 条改憲」論
第2節 「96 条先行改憲」論
第3節 自民党「日本国憲法改正草案」の平和主義の変質

第7章 違憲の改憲より真の政治改革を!
第1節 衆参の選挙制度は完全比例代表制にしよう
第2節 政党助成制度は廃止しよう
第3節 企業・団体献金は全面禁止しよう
第4節 違憲の改憲は断念させよう

おわりに

 

【編集担当から】

上脇博之先生の小社刊行本の第5弾! 「政治改革」から現在の安倍改憲の動きに至るまでを、とらえなおすための好著です。強権政治を支える小選挙区制、政党助成、企業献金の仕組みを根本から変えることなしに、日本の民主主義は実現しないのです。

 

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