2012年4月29日、関越自動車道で起きた高速ツアーバスの重大事故。
事故の背景に何があったのか。そこには「家族は乗せたくない」と運転手やバスガイドたちが口々に語る乗客の知らない驚くべき過酷な労働実態があった! 規制緩和以降、「安かろう悪かろう」が蔓延した貸切バス業界と国土交通省の人柱行政を告発する。
◎著者/自交総連大阪地方連合会(じこうそうれんおおさかちほうれんごうかい) 自交総連は、タクシー・観光バス・ハイヤー・自動車教習所で働く労働者たちによって結成された労働組合。全国33地方約23,000人(大阪地連39組)を組織。組合員が主人公の視点を貫き、労働条件の維持・改善や権利の拡大、年金・共済など家族も安心できる制度を確立してきた。機関紙「ハンドルおおさか」を有料発行、組合員の組織化を進めている
◎定価/900円(税込)
◎頁数/94頁
◎判型/A5判 並製本
◎発売/11月19日予定
ISBN9784889008821 C00330
【目次】
はじめに
1.高速ツアーバスとは?
2.【座談会】高速ツアーバス運転者が語るホントのこと
ベテランガイドの話
3.安心して乗れる高速ツアーバスのために
【資料】高速ツアーバス運行業者リスト
【編集者から】
安さ、快適さを売りにして伸長してきた高速ツアーバス業界。大きな事故があっても乗客は減ることはありません。しかし乗客の「安全保証」は乗務員の過酷な働き方に支えられているに過ぎず、現状ではいつまた悲惨な事故が起きても不思議ではないのです。
「命を預けてまで乗るものではない」とバスの運転手たちが身をもって語ります。
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【書評・紹介記事】
『大阪民主新報』(2012.12.02)に著者の松下末宏さんが登場されました。
『大阪民主新報』(2012.12.16)に紹介されました。
「週刊東洋経済」新春合併特大号(2013.12/29-1/5)
に書評いただきました。
「女性のひろば」(2013年2月号)で紹介されました。
雑誌「前衛」(2013年3月号)に紹介されました。
【読まれた方の感想】 *読者ハガキより
◎興味深く読みました。勉強になりました。今後、関与先や顧問先へ指導するうえでとても勉強になりました。(松江市・男性・社労士)