安倍自民党本部主導選挙・河井議員夫妻の
「1億5千万円買収事件」から
上脇博之/著
判型/A5判 ソフトカバー
頁数/146ページ
定価/本体1200円
発行/2021年2月10日
ISBN/9784889009910
【内容紹介】
河井克行・案里議員夫妻の〝多数人買収〟に使われた1億5000万円のほとんどは政党助成金という国民の税金!。この買収を主導したのは、安倍・菅・二階ら自民党本部だが、彼らは未だに何の説明責任も果たしていない。26年前から「政治腐敗防止」を表向きの理由に、毎年320億円が政党助成金として消費されてきたが、「政治とカネ」の問題は一向に無くならない。コロナ禍の下、まさにこんな税金の象徴的無駄遣いは、もういい加減に止めるべきではないだろうか。
【もくじから】
第1編 政党助成金の事実上の問題点(事件編)
第1章 河井議員夫妻「多数人買収」事件の原資問題
第2章 政党交付金の基金問題と残金返還逃れ問題
第3章 使途の透明度の低さと事実上の使途不明金問題
第2編 政党助成金の理論上の問題点(理論編)
第1章 政党助成制度のしくみと使途実態の概要
第2章 違憲の政党助成法による人権侵害
第3章 政党助成廃止までの過渡的改革案
【著者紹介】
上脇 博之(かみわき ひろし)
1958年7月、鹿児島県姶良郡隼人町(現在の霧島市隼人町)生まれ。鹿児島県立加治木高等学校卒業。関西大学法学部卒業。神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得。日本学術振興会特別研究員(PD)、北九州市立大学法学部講師・助教授・教授を経て、2004年から神戸学院大学大学院実務法学研究科教授、2015年から同大学法学部教授。
専門は憲法学。2000年に博士(法学)号を取得(神戸大学)。
憲法運動、市民運動の分野に参加しながら現在、「政治資金オンブズマン」共同代表、公益財団法人「政治資金センター」理事など。著書多数。
[最近の著書]
播磨信義・上脇博之・木下智史・脇田吉隆・渡辺洋編著『新どうなっている!? 日本国憲法〔第2版〕〔第3 版〕』(法律文化社、2009 年、2016 年)
『日本国憲法の真価と改憲論の正体』(日本機関紙出版センター、2017 年)
『ここまできた小選挙区制の弊害』(あけび書房、2018年)
『内閣官房長官の裏金』(日本機関紙出版センター、2018年)
『安倍「4 項目」改憲の建前と本音』(同、2018年)
『逃げる総理 壊れる行政~追究!!「桜を見る会」&「前夜祭」』(同、2020年)
『忘れない、許さない! 安倍政権の事件・疑惑総決算とその終焉』(かもがわ出版、2020年)
冨田宏治・石川康宏・上脇博之『いまこそ、野党連合政権を!』(同、2020年)
Amazon 紀伊国屋書店 楽天ブックス honto セブンネット HonyaClub e-hon