失業しても幸せでいられる国~フランスが教えてくれること

ますます貧困化する社会保障制度の下、毎日たくさんの生命が苦しみにさらされ、失われている「経済大国」日本。その打開策を探るために必要とされる考え方と発想の転換を誘う本です。フランス社会にくわしい都留民子先生(社会保障論)へのインタビューで構成します。

1週間の労働時間は35時間/パン屋さんは土日月はお休み/定年後に働く人はいません/失業者もバカンスに行きます/出生率向上は子育てが無料だからです/「単位よりも未来を」と大学封鎖で抗議する学生たち・・・驚きのフランス事情!  

【著者】 都留民子(県立広島大学保健福祉学部教員)

・1952年生まれ。明治学院大学大学院修士課程修了。彰栄保育専門学校、白梅学園短期大学、広島女子大学改め県立広島大学保健福祉学部教員。社会保障論担当。
・著書に『フランスの貧困と社会保護』(法律文化社、2000年)、『どうする!あなたの社会保障〈4〉生活保護』(共著、旬報社、2008年)。
・論文に『福祉国家はゆらいでいるか-フランスの貧困・失業とその対策』(雑誌「経済」2009年9月号)

*定価1300円 四六判 114ページ

*ISBN9784889008685

 

【目次紹介】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.なぜ日本で貧困と格差が広がるのか? 
2.フランスの働き方
3.フランス人のたたかい方
4.フランスの労働組合と労働者の権利
5.フランスの豊かさ                
6.フランス人にとっての国・政府
7.フランスの少子化対策             
8.フランスの貧困対策
9.フランスの失業者の暮らし           
10.フランスと日本の生活保護制度の違い
11.フランスの社会政策の財源          
12.日本の財源論、借金論のごまかし
13.日本を変えるために私たちに必要なこと

 

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