キミもワタシも外国人
排外主義はあかん!
上方平和教育研究所/編
本庄豊 平井美津子 玄明淑 池尾伸一/共著
日本社会の生きづらさを外国人のせいにしてしまう排外主義という考え方は、ナチスの時代にはラジオで拡散していったが、現代はネットで拡散していく。背景には不安や孤独が蔓延する社会がある。ネットには根拠のない外国人への差別が膨大に書き込まれている。排外主義が生み出される社会とは何なのか、人びとはどうして排外主義に取り込まれるのか。歴史的学びを通して、排外主義に対する多文化共生思想を広めるたたかいを展望する。
■判型/A5判 ソフトカバー カラー
■頁数/124ページ
■定価/1540円(本体1400円)
■発行/2026年8月1日
■ISBN/9784889003567
【編者】
上方平和教育研究所
【著者】
本庄豊(ほんじょうゆたか)
執筆担当/はじめに, 第2 章-1,2,4,5,6, 第3 章-1,2,
第4章-2,3,4,5,7, コラム②④
専門研究分野は近代日本社会運動史、戦後社会史。1954
年群馬県碓氷郡松井田町(現:安中市)に生まれる。県立前橋高等学校を経て、東京都立大学卒。国家公務員、地方公務員勤務後、京都府で公立中学校や立命館宇治中学校・高等学校で社会科教員となる。この間、立命館大学や京都橘大学で歴史教育についての講座を持つ。
近著に『信楽高原鐵道事故 「民営化」の闇』(日本機関紙出版センター、2026
年)、『お笑い芸人は戦争に行った漫才作者・秋田實と天才漫才師・ミスワカナ、そしてわらわし隊』(旬報社、同年)など。
平井美津子(ひらいみつこ)
執筆担当/第1 章, 第2 章-3, 第3 章-3, 第4 章-1,6, コラム①③
, おわりに
大阪市生野区出身。専門は、日本軍「慰安婦」問題、性暴力問題。立命館大学卒。大阪公立大学・立命館大学非常勤講師。子どもと教科書大阪ネット21
事務局長。
著書に、『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』(高文研、韓国と台湾でも出版)、『原爆孤児 「しあわせのうた」が聞こえる』(新日本出版社)、『生きづらさに向き合うこども』(日本機関紙出版センター)、『私のからだは私のもの』(高文研)。近刊は『私の性を奪うな。My
body, my choice!』(旬報社)など。
玄明淑(ヒョンミョンスク)
執筆担当/ 36-39頁寄稿文
兵庫県尼崎市に生まれる。在日朝鮮人3
世(本籍地は済州道)。一貫して民族教育を受けて育ち、1987 年に朝鮮大学校 教育学部美術科を卒業する。神戸と大阪で朝鮮学校教員(主に中学)を勤める傍ら、美術家として作品を制作・発表している。2023 年末に初の個展「温故知新」を開催する。作品のテーマは主に、在日朝鮮人にとっての民族教育と「済州四・三」との関わりを表現する。
池尾伸一(いけおしんいち)
執筆担当/第3 章-4
ジャーナリスト。東京新聞編集委員。名古屋市出身。1989
年早稲田大学政治経済学部卒。中日新聞(東京新聞)入社。声を上げられない人々の声を伝え、隠された問題を「見える化」することをライフワークとする。目下は入管行政や外国人との共生問題がテーマ。
著書に『仮放免の子どもたち 「日本人ファースト」の標的』(講談社)。貧困ジャーナリズム賞を通算3
回受賞。他の著作に『魂の発電所』(平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞)など。
【もくじ紹介】
はじめに
第1章 今、私たちの社会で起きていること
1 在日へ向けられたヘイト
2 川口市や蕨市で起きているクルド人排斥デモ
3 国がおこなう官製ヘイト
第2章 排外主義が起こした出来事
1 アメリカで排斥された日本人
2 ドイツでユダヤ人が殺された!
3 関東大震災の時に日本で起きたジェノサイド
4 近代は大量移民の時代~産業革命と奴隷貿易、ブラジル移民の始まり
5 日本は大量移民の送り出し国
6 拡大する日本の移住地~第1次世界大戦から第2次世界大戦以降まで
第3章 日本に住む外国人
1 増加する外国人 どこの国が多いの?
2 世界は人の移動で成りたっている
3 在日朝鮮人ってどんな人
4 私の見てきたクルドの人の苦境
第4章 ともに生きるために
1 生徒たちは移民問題をどう考えたか
2 日本移民史の授業プリント
3 ヒトは共同しあう動物
4 新自由主義とSNS
5 身近にある憎悪感情
6 不安や嫉妬に支配されない社会を
7 多文化共生社会という未来
おわりに
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